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2007/02/18 010 5MHz VFO 2号機 の製作
5MHz VFO 2号機の製作です。
1号機は怪しいスチコンのためか?安定度が思わしくありませんでした。
2号機では温度特性がほぼゼロのNP0セラミックコンデンサを使うことにしました。
まじめに温度補償するのは大変ですので、今回はNP0はこんな感じというのがわかればよしとします。
といっても頭が黒いだけで、出所不明のジャンクで怪しいことには変わりはありません。

ジャンク箱から集めた部品です。
あまりはっきりしませんが、コンデンサは頭黒で揃えてあります。
TCやVCもエアTCとエアVCにしました。

コイルはタイト製のスペーサーに0.3mmのUEWを巻いて作りました。
VFOのコイルにはフェライトコアは使うなとのことです。
適当に巻いたら40回巻けました。インダクタンスは5.56uHでした。
回路です。
2号機では、クラップにしました。
Caで共振周波数を決定し、直列に接続されている68pFで周波数可変範囲を決定するのがオーソドックスですが、未知のパラメタが沢山あると計算が大変なので、とりあえず68pF固定としました。
VCと希望する周波数可変範囲からCaを決定し、これに合ったLを決定する方式です。(1号機と同じ)
VCとTCに数値が入っていますが、適当な共振回路の周波数を測定し、そのCにVCなどを並列に加えた時の周波数変化から求めました。
前回はVCの値を適当に仮定してみましたが、色々計算してみると、VCの可変範囲が一番効いてきますので、正確に測定しましょう。


使用したVCです。
操作性を考慮してギア付VCに変更しました。
1:3ですので、通常半周のところが1周半となります。
測定の結果、3.9〜23.5pFでした。
実験用の基板に仮組したところです。
結構安定しています。
半田付けの直後でもKHzオーダーで変化することはありませんでした。
電源はたまたまこの基板に乗っていたレギュレータが9Vだったので、9Vにしましたが、移動運用時のバッテリーの電圧降下や、発熱?を考慮して5Vに変更する予定です。
このようなモジュールを作っておくと便利です。
実験基板の移動も楽ですし、作品に組み込む場合は両面テープでケースの片隅に貼り付けます。
ちなみに白と黄色の丸い玉は、100円ショップで買ったビーズです。
穴あき基板に端子を立てるときにも使っています。
5MHz VFO 2号機の基板が完成しました。
バリコンの背中に取り付けました。
ケースはそのうちプリント基板で作ろうと思います。

基板のUPです。

結果は、Ca=75+82pF、Lは少し巻き数を減らして33Tで4.56uH。
周波数の可変範囲は目標より少し狭めて、5132KHz〜5380KHzとなりました。
出力は電源を5Vにして、7dBmでした。
周波数の安定度はまじめに測定していませんが、4時間で40Hzと実用できそうです。

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